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世界グルメマップ@東京
第3回 スリランカ民主社会主義共和国



新宿駅の南口を出て、甲州街道沿いを西に向かって歩くと、高級喫茶店と思しき店にたどり着く。
「老舗」という言葉がぴったりな店構え。
しかし、ここは喫茶店ではない。スリランカ料理の専門店だ。

重い扉を開け店内に入ると、一瞬、「入るお店を間違えた?」と思い緊張してしまう。イメージしていた「エスニック料理」とはまったく違ったからだ。シックな照明と重厚感ある落ち着いたデザインが、高級ホテルの一室を思わせる。



●以前は、宝石のショールームだったんですよ●

あまりにも、きょろきょろ店内を見回すものだからか
ゼネラル・マネージャーの松井さんは、笑いながらお店の設立について話してくれた。

松井さん「スリランカ料理の前は宝石の卸と小売を15年やってました。コートロッジのオーナーがスリランカ人で、スリランカで採れた宝石を日本に輸入していたんです。でも、1970年の大阪万博と、1981年のつくば万博で、スリランカ料理のお店に方向転換しました。オーナーが、スリランカ人ということもあり、万博にスリランカ料理のパビリオンを出したんです。そしたら、評判が良くって。訪れた人に、『スリランカ料理は日本のどこで食べれますか?』と聞かれたんです。でも、当時日本では、スリランカ料理を食べるところこがなかったんです。それをオーナーに報告すると、だったら、スリランカ料理のお店の開こうとオーナーが言い出したんです。」


●1週間後には店内の改装工事●

松井さん「スリランカ料理店をはじめる!と決まってからが大変でした。宝石の販売員が次の日には、レストランのマネージャーですからね。しかも、この新宿店は宝石のショールーム。営業も続けていましたからね。だから、ビルのオーナーに相談したら、驚かれましたよ。もちろん、反対されましたけど。宝石店での契約だったんですからね。当然ですね。それでも、なんとか説得しました。許可が下りたら、次はビルのオーナーの気が変わらないうちにお店を改装しようということで、1週間で店内の改装工事を始めました。」

笑い話として語ってくれているが、誰が聞いても、1週間で改装工事をはじめるのは相当大変だ。工事業者の選定、工事の打合せ、レイアウトの設計などやることはやまほどある。また、当時は、男女雇用均等法がようやく成立したばかり。女性の意見はまだまだ取り上げられないのが社会の実情だ。しかし、コートロッジにはまったく関係なかった。松井さんは、早々と工事業者と交渉し、率先してメニュー開発、スタッフ採用、材料調達など、レストランの開店準備をすすめていった。

松井さん「材料、スパイスはほとんどスリランカから直輸入しています。仕入先を探すのも大変でしたが、一番大変だったのは、シェフですね。当時はスリランカの有名ホテル出身のシェフを採用したのですが、中には同じ料理を同じ質に再現できない人もいました。だから、日本で調味料などは量をはかって料理をするもんだと教えた人もいましたね。やはり本場の味を日本で再現しようと思ったらいい人材は欠かせませんからね。」

はっきりとした断定的な口調が、こだわりを感じさせる。しかし、こだわっているは、材料、シェフだけではない。コートロッジはスタッフのレベルも高いのだ。

松井さん「『宝石を売るように、料理を提供する』という意識を徹底させています。特に言葉遣いを厳しくチェックしています。言葉の与える影響力は大きいですからね。宝石を売っていたころは、言葉一つで売上が変わってましたから。ですから、外国人だろうが日本人だろうが関係なく、スタッフにはよく言葉遣いを指導していますね。」

この店内の徹底的なプロの意識が重厚な内装と調和し、高級ホテルにいるような錯覚を起こさせる。スリランカ大使館員のパーティーがコートロッジで開催されることもあることもうなずける。


●日本茶と同じで、入れ方によって紅茶の味も香りも変わるんですよ。●

いよいよ、スリランカの食事についてのインタビュー。そこで、まず出てきたのが、セイロンティー。ご存知の人も多いだろうが、スリランカは「紅茶輸出量世界一」である。なんと、世界の紅茶輸出量の20%をも占めている。

「私が入れたんじゃダメなんです。日本茶と同じで、入れ方によって紅茶の色も味も香りも変わるんですよ。」といって、松井さんは厨房のシェフに紅茶をオーダーした。奥ではスリランカ人のスタッフが、丹念に紅茶を入れている。流れるような手さばきだが、真剣な目つきが紅茶の奥深さを感じさせる。

ほどなく、世界で一番おいしい紅茶の代名詞でもあるセイロンティーが登場。独特のさわやかな香りと口当たりが食前にはぴったりだ。


●その国のことを知るには料理を食べることが一番です●

松井さんにそうお話いただくと、あっという間に様々なカレーがテーブルを占領した。
一度に料理がたくさんテーブルにのる様子は、日本の食卓みたいで妙に親近感を覚えてしまう。そういえば、スリランカも仏教の国である。宗教が同じだけに、食事も似ているのかもしれない。カレーも日本でいう「煮物」だと思ったら、たくさんテーブルの上に並んでいても不思議ではないかもしれない。

しかし、テーブルにのったのは、マトン、チキン、かぼちゃ、魚・・・、いずれも単品カレーばかり。

松井さん「カレーが並んだら、次はカレーをご飯の上で混ぜて食べてください。」

せっかく、単独でカレーが出たのに、「混ぜて食べる」では、最初から混ぜて提供してもらえばいいのでは?なんて思うが、しかし、実際に口にしてみて、混ぜて食べた方が良い理由がわかった。まず、何より混ぜた方が美味しいということだ。カレーを混ぜることによって、チキンのジューシーな香り、野菜のまろやかな辛味、を香り、味、色すべてにおいて、自分の好みに調合できるのだ。これならあきることもない。スリランカの家庭に毎日食卓にカレーが並んでいるのもうなずる。

スリランカのカレーは、何十種類のスパイスを使っていて辛い!!というイメージが先行するが、ココナツミルクなども使っているので、辛さの中にもまろやかさがある。コクがあり、癖がないので、いくらでも食べられる。

食べていくうちにわかったのが、「混ぜる楽しさ」である。パレットに絵の具をのせるように、カレーを選ぶ楽しさがたまらない。スリランカの家庭での食事の様子が非常に楽しいものだと想像できる。
 


■グリーンサラダ
揚げたゴーヤのアクセントが全体を引き締めてくれます。

■ロールゴダンバ
中も外もモチモチ。ちぎると何層にもなっていることが分かります。カレーをつけずにこれだけで1枚食べる人もいるとか。

■インディ アッーパ コットー
ライスではなく、麺。「そばめし」といったらわかりやすいのでしょうか。野菜やカレーを加えて鉄板の上で切り刻みます。 ガラス張りの厨房なので、作っている様子をみることができます。

インディーアッパーコトーの調理風景

↑クリックで拡大↑

■ジャグリプリン
椰子蜜を使ったプリン。しっかりした味だけど、後味はあっさり。


写真は新宿店
コートロッジ
■新宿店
東京都渋谷区代々木2−10−9 本間ビル1F
山手線新宿駅南口より徒歩3分
甲州街道渡り右へ、交差点渡り左手すぐ
定休日:無休(12/31〜1/3休)
TEL:03-3376-7733
■中野店
東京都中野区中央3-4-1 ヒュージェコート 1F
中野坂上駅・新中野駅徒歩10分
定休日  :月休
TEL:03-3366-7666
■三宮店
神戸市中央区中山手通1-23-16 シャンティビル1F
東海道本線三ノ宮駅中央口より徒歩6分
※北野坂通り北を直進、左側 阪急神戸線阪急三宮駅東口より徒歩6分
定休日  :月休
TEL:078-222-5504

☆お店からプレゼント☆
抽選で3組6名様にランチをプレゼント!
(月〜土曜、全国どのお店でも使えます)
メニューは各店舗異なりますので、お店でお尋ねください。

店名
コートロッジ
プレゼント品
ランチ 3組6名様
締め切り
応募の締め切りは11月15日
当選発表
当選者にはメールでお知らせします。当選発表は11月16日。
有効期限
プレゼントの有効期限は12月末日までです。

募集は終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。






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