●父が褒めてくれたから料理人になろうと思ったんです●
原田さん:「父が美食家で、よく外食に連れて行ってもらっていたんです。ちょうど高校生の夏期講習終わったあとぐらいに、連れて行ってもらったお店の料理を家で再現したら、父親がそれを褒めてくれたんです。親が、子供を褒めるは当たり前なんでしょうが、それで自分は料理人に向いているのかなぁと、その時の父の言葉を本気にして、料理人なろうと思ったんですよ。」
高校卒業後、原田さんは、六本木のフランス料理店でフランス人シェフの元で修業をすることになる。そして3年の修行後、さらに腕を磨くために「本場」へ留学を決意した。
●ベルギーにフランス料理を習いに行った●
原田さん:「実は、ベルギーにフランス料理を学ぶために行ったんです。ベルギーは、ミシュランの星がつくレストランが国の面積に対して多いんですよ。ベルギーが「美食の国」といわれているのはそういう理由なんです。
ベルギーでは、庶民的なレストランと三ツ星料理のレストランと2店で修業したんですが、庶民的な料理を出すレストランのインパクトが強烈でした。
『旬のものをたくさん食べる』
というベルギー料理の根本的な部分に触れたんですよ。
たとえば、ベルギー料理の名物である鍋に山のように盛られて出てくる『ムール貝の白ワイン煮込み』。実はこの鍋一つで一人分なんです。みんなで食べるんじゃないんですよ。これって、何が食べたいかわかりやすいじゃないですか。好きなものをたらふく食べて、お腹いっぱいになっちゃうような、そんなシンプルなところが、自分の思考と合ったんです。
「食べたいものを、食べたいものだけで純粋に食べる。」僕が料理人になった根本的な部分でもあったんです。」
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●ベルギー観光局のイベントの実行委員として参加●
原田さん「26歳の時にシャン・ドゥ・ソレイユをオープンさせました。開店当初は、フランス料理、イタリア料理、ベルギー料理とヨーロッパ料理全般のお店だったのですが、ベルギー大使館のあるパーティーに呼ばれたのがきっかけで、ベルギー料理専門に方向転換したんです。
そのパーティーで大使に気に入っていただいて、大使館でイベントがあるたびに料理を作りにいったんです。そして、ベルギーウォッチングというベルギー観光局でのイベントの実行委員に入って活動するようになりました。そこから、ベルギー色を出していこうと思ったんです。
そして実際、ベルギー料理専門店になって、ベルギーのことを知りたい方が実は多いなと思いましたね。ベルギーはビールだけというイメージしかないと、ビールを飲める人しかお店にいらっしゃいませんが、他にもベルギーには名物がたくさんありますからね。ベルギーの家庭料理をレストラン風にアレンジしているからか、温かみがあるお店だと評判をいただいて、赤ちゃんからおじいちゃん、おばあちゃんまで幅広い方にご利用いただいています。」
●ベルギービールについて●
ベルギービールの特徴は、種類が幅広いということ。ビールが好きな方は、もちろん、飲まず嫌いの方も、好きなビールが見つかる可能性がある。ワインと同じように、自分が飲みたいビールを飲める。苦くないビール、甘いビール、すっきりしたビール、コクがあるビールなど注文時にリクエストが可能なのだ。
原田さん「ベルギービールは、スロードリンクといっています。ゆっくり、香り、色を楽しんでそれが会話につながるビールという意味を込めています。だから、ベルギービールにはまった方は、友達をお店につれてきて、自分が飲んだビールを友達に紹介してらっしゃいます。そのような楽しみ方を見つけている方も多いですね。」
ちなみに、ベルギー人の1人当たりのビール消費量は日本人の約3倍。国内に540社の醸造元を持ち、400種類以上のビールがあるという。さらに、ベルギービールはビールの種類もさることながら、グラスもビールにあわせてたくさん種類がある。縦に長いグラス、聖杯型のグラスなど、ビールの特徴によってグラスを使い分けているのだ。
■デュベル

ベルギーでも人気があるビールの一つ。原田さんがベルギーに修行に行ったときに、はじめて友達から教わったビールである。
デュベルは、悪魔という意味。語源は『これを三杯飲むと酔っ払うぞ』と言われているからだとか。最初に飲んだときの香りが華やか、味のバランスがいい。
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■ランビックビール(ベルビュー クリーク)

2年目、3年目と熟成したビールにチェリーを漬け込みました。
さくらんぼ以外にも、木苺、カシス、桃と種類があります。
ビールが苦手な方でも、カクテルのように飲めます。
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